楽器習得の教材がなかった時代
今は音楽やろうとするとyoutubeを始め、もう何でも参考になるものがあるので、いい時代だと思う。
こう書くとかなり年配の人みたいだが、私がドラムを始めた高校時代はビデオがまだ数十万したような時代でレコード。CDが出る前。
ドラム専門誌のドラムマガジンが創刊したときなので、初めてリアル(と言っても月刊だが)に情報がとれるようになった。6連譜はどうやって叩いているのか、そもそもレコード聴いてもそれが6連譜なのかもわからない。
レンタルレコード屋でレコードを借りてきて、手回しで遅く再生させ、ウドロドロドロと数えて6連譜だと楽譜に採譜。そんなことを繰り返して、手順を想像して練習してみるということをやっていた。
練習する前に調べる作業にえらい時間をかけていたわけだ。
高校時代、どうしてもロールのやり方がわからなくて、「そうだブラスバンド部に入ればわかるハズだ」と2年の途中で入ったものの、パーカッションは足りてるということでサックスに回され、テナーを1年間やるハメになったのも、まあ妙な想い出だ。結局ロールはわかったようなわからなかったような。
今だとyoutubeでドラム手順を探すと多くが出てくる。すぐに練習にとっかれる。素晴らしい。
若手はみな上手いもんなぁ。プレイが面白いかどうかは別として(笑)。