シットインだらけのライブ
シットイン、この言葉はオーディエンス側からすると観たいミュージシャンでない人が飛び入りすることの意味。
私も知り合いミュージシャンのライブで何度もシットイン経験はある。
ミュージシャンやライブによっては、これを認めない場合も多々あるが、ジャズの現場ではお客さんでミュージシャンが来た場合は積極的に入ってもらうこともある。お客さんなので、金払っているから入ってもらうという店側の事情の意味も含む。
ただ、グズグズになると酷いクオリティの飛び入りを許してしまい、店に客が寄り付かなくなつパターンも散見される。
それはさておき、昨日のライブ。
バレンタインデーということなのかどうかわからないが、フリーのお客さんもたくさん入っていた。
そして、いつもいっしょにやっている女性ボーカルが遊びに来て、半分ぐらい歌ってもらった。
正規メンバーはインストバンドだったので、こういう日は女性ボーカルが場の雰囲気を華やかにする。
あと、定期的にバンドをやっている男性ボーカルがふらっと来店。
2曲歌ってもらった。もともと盛り上げが上手いパフォーマーなので、お客さんも盛り上がった。
もう2名、趣味でボーカルやる男性とその方をサポートするテナーサックス奏者。
テナーの方はクラシックとかヒーリング音楽を自分でやり、老人ホームとかを周って生業としている人で腕前は当然プロであった。
(面白いかどうかは別として)
ということで、3セットのステージ、それなりに長くなりながらシットインだらけのライブを終えた。
全体のコントロールという意味だとやはり長すぎてあり、予想通りテナーはソロしたいので、この手のシットインにありがちの何コーラスも
ブリブリ吹く展開に。趣味のボーカルの方は声量も足らずに「すいません」みたいな展開へ。
シットインも全体を見ながら入るというのは人格的にも難しいことでもありますね。
人のこと言えないですが(苦笑)。
そもそもこういうライブに参加していてよいかという話もあります。カラオケバンドじゃないんだから(笑)。