リーマンジャズドラマーのブログ

サラリーマン兼ジャズドラマーの思うところ

ドラムのテクニックを磨きすぎると大道芸になるような気がする

ジャズドラムはテクニックを追いかけてしまう側面もなきにしもあらずの楽器だ。
ドラムという楽器は半分スポーツみたいなところもあり、体の一部を非同期っぽく動かしていく訓練をしていくときがある。これはこれで面白いのだが、これを追求しすぎていくと音楽的なところの探究と離れるような気がする。
3-2クラーベという「カン・カン・カン・ウッカンカン」のリズムがある。
これを左足のハイハットでやるようなことがここ数年流行っているが、まあそのテクニックの凄さはわからんでもないけど、そこまでしなくても、というのが正直な私の感想だ。


パーカッションかクリックを入れたら? って思ってしまう。
 

こういう複雑性やスティックをくるくる回すのを組み合わせていく先は…。
そう、大道芸なのだ。いや大道芸が悪いと言っているのではないのだけど。
でもアントニオサンチェスまで行くと大道芸通り越して、バケツをひっくり返したらええのんちゃうのん?と思いながらも凄いと感嘆してしまうのであります。。。

ブログ開設ならどこ?→アクセス数比較

今さらブログの感も否めないが、この期に及んで書くことにしたのが2017/4/1。

どのサービスを使うべきかといろいろ調べたが、あまりやられていない方法で検証してみることにした。人と違うことをしてみないとねw

 

[条件]

・1ヶ月間、切らさずに書く

・それなりの真面目な内容を書く

ツイッター、FBなどどこからも宣伝(リンク)をしない

 

この条件でアメーバー、ライブドアはてな、に同時に同じ記事を投稿するとどうなるかが一番わかりやすいかな、と。ハッシュタグやカテゴリーは仕様が異なるので、なるべく似たような入れ方はしてみたつもり。

 

さて、4/1から4/30の一カ月間の結果。

 

アメブロ:579アクセス、最も多い日は113アクセス

ライブドアブログ:7アクセス

はてなブログ:18アクセス

 

参考に。

(参考にするまでもないような気もするが。。。)

ミュージシャン職業的ライブ仕事とボランティアライブ、どちらが音楽的か?

サラリーマン兼ミュージシャンの最大の利点は、ギャラを問わずに好きなライブをひょいひょい引き受けることが出来るということが言える。プロミュージシャンは大御所は別として、基本的に投げ銭やノーギャラはキツいものがあるし、超えてはならない一線としている方も多い。

BGM仕事として決まった時間にきちきちと演奏をこなす職業的プロミュージシャン仕事とマチュアで演奏できる場所があるから面白そうだからライブやろう、というのは同じライブでもかなり様相が異なる。

前者はギャラがしっかり出るし、後者は趣味領域になるから駐車場代も負担したりして持ち出しとなる。

 

ところが聴衆の反応とライブの本質面から見ると逆転現象が起こるケースが多い。

 

BGM仕事はまれに好きな人がわーわー声援を送ってくれるが基本はBGM。一切拍手すらない場合も多い。BGMなので誰に向けて演奏するというのもなく、暖簾に腕押しみたいな感覚が否めない。

ジャズクラブでのライブ演奏は一般的に集客がたいへんで、たまたま来店する一見さん的お客さんも極めて少ないのが現状。

 

ジャズの店でもない空間でボランティアライブをやると、そこでライブが行われることすら知らない人たちが「いいね」とすごく聴いてくれて、すごく盛り上がることがある。

ライブとしては、こちらの方が完全に本質的だったりする。

 

ひょんなことからキャロットタワーの世田谷区民展望スペースで定期的に演奏している。ドラム持ち込み、ノーギャラ、まかない付き(←これかなり嬉しい)という条件だが、展望を目的に足を運ぶ多くの人に演奏を聴いてもらうことができる。

条件からプロミュージシャンではなくアマチュア軍団で演奏するわけだが、聴衆の反応はダイレクトであり、うまくいくと50人ぐらいの居合わせた方々で一体感を醸し出せることもある。

 

↑ここは区民広場続きの飲み物と簡単な食事を出せるカウンターが左にあり、チャージはないので誰でも気軽に入れる場所となっている。後方の展望スペースとは仕切りもなく繋がっているので、音はフロア全体に響く。

区が管理している場所なので店は指定管理者が入って運営しているが、ライブでの集客効果は相当売上アップに貢献しているとも聞いた。販促費なんかで処理してミュージシャンにギャラを払えるとよいのだろうが、行政における指定管理者制度の契約だとそんなややこしいことはとても無理だろう。

ブッキングマネジメントも簡単にできないだろうし、同様に指定管理で入っている企業がブッキングマネージャーや音楽事務所に仕事を依頼することも契約的に難しいだろうから、これは構造的な問題とも言える。

結果、アマチュアミュージシャンが素敵な場所でボランティアライブし、うまくライブ演奏を構成していけば多くのお客さんを惹きつけるということがおこる。

 

箱モノにお金は出すが、文化(とくに人)にお金を出しにくい日本の社会構造の縮図なのかもしれない。

風邪ひけないミュージシャン、風邪ひいても大丈夫なサラリーマン

サラリーマンというのは、もちろん責任もって仕事をするそれぞれの道のプロなわけだが、一匹狼で仕事をするわけではないのでカバーが利く。仕事が俗人化しているケースも多いが、気が緩んでいるのか風邪ひいて有給休暇をとる人は多い。

兼業でミュージシャンをやっていると、ライブ仕事の日に向けて体調をかなり気にする。ライブ手前で風邪の兆候でも出ようものならば、必死こいて葛根湯をむさぼるのだ。

サラリーマン仕事は、そうは言っても自分の代わりはなんとかなる。上司がカバーしたり部下が代理でも構わない。ところが音楽仕事はそんな簡単に代わりというわけにはいかない。

もし欠場になる場合は、ミュージシャン用語でトラと言うエキストラの短縮用語の代役を手配する必要があるし、ライブメンバーのクレジットはウェブや印刷物で出ているので訂正が必要になる。

プロとのステージの場合は勝手に自分が選んだトラというわけにもいかない。音楽性や相性があるので、上手ければいいというものでもない。トラ探しはけっこう難航する場合が多い。

 

そんなこんなで冬の季節は自分のライブスケジュールをチェックし、来週は火曜と金曜、再来週は月水土とか風邪を断固拒否せざるを得ない状態に気合を入れ、社内でゴホゴホやって明日にでも休みそうな連中にここは甘い世界やぞ、と思うわけであります。

 

なんてかっこつけて語ってみたものの、昨年は夏に体調崩しプロ連中のホテル仕事を「ドラムレスで頼みます」と思いっきり穴を開けたのでした。反省!

ビジネスマンと芸術センス

昼の仕事は課題解決だらけ。始終それをやっている感がある。

混乱する同僚や部下に、「まずフローを描いてみなよ」、とか「図示化してみなよ」と日々指導するわけだが、はたと気付くと人にわかりやすいお絵かき出来る人ってごく少数派なのかもしれない。

 

夜やっているジャズ演奏は問題解決だらけだ。ピアノが間違える、ベースの入り方とドラムの考えが合わない。ドラムの自分も痛恨のミスをする。演奏中にこういうハプニングにいちいちどうリカバーするのが最適かをその場の判断で対応し続ける。

曲の始まりの雰囲気を曲の終わり部分で表現したりすることもざらだ。つまり俯瞰して曲全体を見ておく必要がある。

 

ジャズ演奏を訓練とするのは無理もあるが、その場での修正みたいなものでディティールを鍛えられると、資料でも図でも何がわかりやすく何が不透明か、即座に判断できるようになっていくと思う。絵でも音楽でもこだわって関わると、モノの見方のディティールが鍛えられるのだ。

 

何もビジネスの仕事を通してだけ鍛えられずとも、芸術に触れることがビジネス仕事への加勢になる近道もあるのではないかと、様々なまとめられない人々を見て思ったりするが、実際どうなんでしょうね。。。

旋律から著作権が特定されるyoutube

「ジャズドラム解説」という動画をアップしている。
最初は一発モノのアイデアyoutubeに上げたら、かなりウケてしまって本意ではないがシリーズ化している。
ドルフィンダンスというハービーハンコックの名曲をライブ演奏したものを解説動画に編集してアップした。

 

6か所から著作権侵害、だけど広告出したら著作権者の収益にするからいいよ、判断がされた。CD音源などをそのままアップするとそれが出るのはあったが、生演奏の旋律から判断されたことにアルゴリズムが高度化されていっていることを感じる。


Google関係を使っていると音声認識もそうだけど、どんどんAIの進歩が予想以上に早いことを実感する。
この知見と感覚はITに関わる昼間の仕事にもダイレクトに活きるわけだが、少し背筋が寒いものを感じたりするのは私だけでしょうか。。。

ジャズのIT化

世界中にジャズ愛好家はいる。ジャズミュージシャンの中には譜面をたくさん集める人もいる。
iPhoneiPadで譜面集が出ると、多くのサラリーマンジャズミュージシャンは飛びついた。

ドラマー以外!
ドラマーはキーやコード進行は頭で追うだけでいいから必要ない。
プロはテーマを覚えて、それを解釈してソロを演れというのがやはりあって、どちらかと言うと時間を買うサラリーマンミュージシャンが譜面集を買うように思う。
ジャズの名曲やスタンダードの好みは世界共通のようで、なかなか素晴らしい選曲のようだ。
iPadアプリはどんどん進化して、最初は特定キー譜面だけだったものが、エニーキーOKとなり、マイナスワンでデモ演奏するようにも進化してきた。
○○風ソロ、と指定すればそれらしくソロを演奏するソフトウェアも出てきているので、そのうちみんなiPad持ち寄ってせーのでセッションすれば…、と提案してみたんだけど。