妙なところで繋がるサラリーマン仕事と音楽業界?
昼の仕事の関係で、エグゼクティブ向けと名を打ったIT系ベンダーのクローズドセミナーに参加することがある。
参加義務はないのだが、頼まれるのでビジネスライクな人的繋がりをもっておくために、たまに顔を出す。
だいたいにおいて、クローズドセミナーはCIOやIT役員向けといいながら、部長次長クラスが多かったりする。
セミナーの後、ベンダー側は懇親会と称して集まったユーザー企業と営業と1時間ほど立食パーティーがあるのが、よくあるパターン。
先日は世界的シェアのデータベース企業のクローズドセミナーで、サンフランシスコ大規模イベントの最新トレンド等の情報提供にはじまり、ユーザー企業が事例紹介。
さて、会場を移して立食懇親会となる。
ベンダーの営業さんは顧客を複数かかえるので、その顧客同士を引き合わせることになる。
いわゆる異業種交流会になるわけだ。
そのベンダーの製品を何らかのかっこうで使っているので、ネタとしてはその悪口(笑)から使い方までIT的に会話は成立する。
紹介された企業は、エイベックスだった。
私が昼の仕事からジャズ仕事に行く道中、エイベックスの本社前を歩いて通る。
エイベックスの本社は最近、建て替えをしたばかりだ。
旧本社ビルはロゴが目立ってて、なんとも巨大になった売れっ子レーベルの迫力があった。迫力は散々TVCMでロゴを見て、レーベルのアーティストから勝手に想像するブランドイメージがそうさせるのだろう。
新しいビルになり、まずセットバックが大きくとられ、すごく綺麗な入ってはいけないような空間がある。ガラスの多いビルは広い階段がバーンと見えてなんともいえない崇高な感じを出すデザインとなっている。
こんなとこに出入りする人はどんな人なんだろうなぁ?って思いながら。
そのエイベックスの社員が、そこにいた。普通の気さくなIT職マネージャーだった。
そうか、「こんなとこに出入りする人は」普通の会社員だったわけだw
まあ、その本社建て替えの話題から入り、「よく知ってますねぇ」と散々言われ、大手音楽レーベルでのIT活用観点を業務処理でのエンコードやビットレートのこだわりなど、配信ビジネスのことなんかを1時間、結局今回はその方以外とは名刺交換すらせずに、勝手に盛り上がってた。
ピコ太郎のプロデューサーが今年はヒマだったなぁ、と言ってたら例の流行りでいきなりどえらい多忙になった話なども面白おかしく。
私は昼の仕事は音楽とは無縁だが、若者を相手にしている点では何か出来るかもしれないということで、せっかくなので今度その新本社にお邪魔させてもらうことにした。
その際に、20代でハイクオリティなポップスやって応援している若手ミュージシャンのCDをもっていってやろうと思っている。それでどうにかなるような話ではないが、どこでどう誰の耳に入るかわからないしね。
私が作ったCDは企業的にはコンプライアンス違反のお手本みたいな、でもそのコンプライアンスの前提が正しいかを考えてしまうようなストーリーにしているので、音楽とITがわかるその人には渡しておこう。
「いやぁ、エイベックスの方も聴いてくれましてね…」
残り90枚、そうやって売って歩こうかw
まあ、ウソではないが意味はないなw