リーマンジャズドラマーのブログ

サラリーマン兼ジャズドラマーの思うところ

ジャズの多くはパロディなのかもしれない

どのジャンルの音楽もそうだけど、演奏する表現者は過去の音楽の影響を多分に受けている。大好きなアーティストはもちろんのこと、幼少期に聴いた子守唄の雰囲気なんかも大きくどこかで影響しているハズだ。

 

ジャズはアドリブがあるので、高度な表現形態をとっているように一見見えるが、アドリブも先人達のかっこいいフレーズやスケールの影響を払拭することはできない。というか、たいていは練習して会得したフレーズのコピーを繋げているといってもよい。

 

ジャズはスタンダード中心に演奏することが多く、アドリブがあるのでオリジナリティ豊かにやっているように見えて、実はパロディを演じているようにも思う。

パーカーのパロディやる人とトミフラのパロディやる人とゴメスのパロディやる人とエルビンのパロディやる人がたまたま集まって、せーので音を出している、みたいな。

 

あまりそれに疑問を思わずにやっているケースが多いと思う。へんに上手けりゃ上手いで、それが色濃くでちゃう人も多い。楽器が習熟できていない段階の下手くそアマチュアは、へんだけど結果的にオリジナリティが高くて、へんだけどなにか面白いというのはこの状態だ。

 

パロディをマシにしようとすると、まったくの白紙で演奏に入るという努力を続けるのかなぁ。

白紙状態を意識してい演奏していると、たまにオリジナルのフレーズや自分が思ってもいなかったものが出ることもあるので、それを求めたいが定石のフレーズを出す気持ちよさもあるので、まあ難しいところですね。。。