リーマンジャズドラマーのブログ

サラリーマン兼ジャズドラマーの思うところ

音楽デリバリーが急速に一般化している

ディストリビューションサービスであっという間にAmazonでの楽曲販売が出来てしまった。

 

Amazonで売ってるw

 

iTunesで売ってるw

 

以前なら録音用スタジオでエンジニアつけて録音し、マスタリングをし、音源を媒体にプレスし、ジャケットをデザイナーに頼み、印刷所に回し、流通に乗せる、という手順だろう。プライベートでパブリッシングするとしても数十万円後半はかかる。

これが、練習スタジオ個人練習で3~4万の4chハンディレコーダーで録音し、普通のスペックのパソコンでサウンド編集とマスタリングをし、ジャケットをPhotoshopでちょいと加工し、ディストリビューションサービスをポチっとな、で全世界に配信出来てしまうわけだ。

 

ひぇ~(°д°;;)

 

数十万円→うまくやると1/100だね、これ。

 

しかし各種プロが携わらなくてもデリバリー出来るということは、製作過程での人が関わることでのフィルタリングがかからないということになり、膨大な楽曲が販売向けにデリバリーされることを意味する。

 

これはロングテールみたいな領域で世界中のニッチなコアファンに届くということでもあり、あまりにも膨大な数ゆえに、見向きや発掘さえもされない可能性も大きいという理屈にもなるだろう。

 

AIがどんどん発展すると、現在の主流アルゴリズムである売れた関連(この商品買った人はこれも買うこと多いです)レコメンドから早晩楽曲の内容分析と利用者の好み分析のマッチングに進化していくだろう。

そうなるとニッチなコアファンが見つけやすくなり、ロングテールの先っぽの方でも世界中でのマッチングが成り立つ可能性もある。

 

面白い時代であるが、既存の仕組みにとらわれ、通常の著作権管理団体に著作物を預けて既成のパブリッシングを盲目的にやっていると、時代が進んだことに気がつかずにチャンスも小さい範囲というか今までの範囲からは変わらないこととなる。

 

なんてことを各種配信一週間で坊主の私が言ったところで説得力は0なのでR