ジャズにおけるピアノ、ベース、ドラムのリズム関係
ジャズは生楽器の演奏が基本だが、アコースティックベースのみベースアンプをつかって音を増幅することが多い。
ベーシストによっては生が好きで、少々大きな箱(ライブハウス)でも生に徹する人もいる。ベースの音が聴こえないんじゃないかと思うものの、これは音の発するタイミングで音の通りは全然変わるのだが。
ドラムのシンバルレガートが真ん中とすると、ベースは微妙に前を突いてるとベース音は目立つ。ここにピアノやリード楽器がレイドバック、つまり後ろ後ろに少し引きずるようにフレーズを入れていくと心地よいノリがでる。
ジャズマンはこれを追及しているようなところもある。
そのカラクリをコンピューターシーケンサーで試したのがこちらの動画。
音楽のノリはホント面白く、演奏者によるクセの組み合わせで微妙な表現は変わる。
でもコンピューターで簡単にこの揺らぎはパラメーターとして設定し、数値によって自在に操れるところまで既に普通に実装されているので、人間が演奏しなくても出来てしまう領域は拡大している。ヒップホップなんか、それを積極的に使った音楽だし、この考え方とコンピュータによる表現はYMOのときから既に実施されているので普通のことでもある。
案外知らない人も多いけどw