リーマンジャズドラマーのブログ

サラリーマン兼ジャズドラマーの思うところ

風邪ひけないミュージシャン、風邪ひいても大丈夫なサラリーマン

サラリーマンというのは、もちろん責任もって仕事をするそれぞれの道のプロなわけだが、一匹狼で仕事をするわけではないのでカバーが利く。仕事が俗人化しているケースも多いが、気が緩んでいるのか風邪ひいて有給休暇をとる人は多い。

兼業でミュージシャンをやっていると、ライブ仕事の日に向けて体調をかなり気にする。ライブ手前で風邪の兆候でも出ようものならば、必死こいて葛根湯をむさぼるのだ。

サラリーマン仕事は、そうは言っても自分の代わりはなんとかなる。上司がカバーしたり部下が代理でも構わない。ところが音楽仕事はそんな簡単に代わりというわけにはいかない。

もし欠場になる場合は、ミュージシャン用語でトラと言うエキストラの短縮用語の代役を手配する必要があるし、ライブメンバーのクレジットはウェブや印刷物で出ているので訂正が必要になる。

プロとのステージの場合は勝手に自分が選んだトラというわけにもいかない。音楽性や相性があるので、上手ければいいというものでもない。トラ探しはけっこう難航する場合が多い。

 

そんなこんなで冬の季節は自分のライブスケジュールをチェックし、来週は火曜と金曜、再来週は月水土とか風邪を断固拒否せざるを得ない状態に気合を入れ、社内でゴホゴホやって明日にでも休みそうな連中にここは甘い世界やぞ、と思うわけであります。

 

なんてかっこつけて語ってみたものの、昨年は夏に体調崩しプロ連中のホテル仕事を「ドラムレスで頼みます」と思いっきり穴を開けたのでした。反省!