自作CDがオンエア?
すっかり忘れていた。
35年ぐらい前に、アマチュアジャムセッションでいつも遊んでいた当時学生の上手いピアニストと昨年9月に久々に会ったとき、自分がもっているラジオ番組でこのCDかけるよ、と言ってたのだ。
彼はプロのピアニストとして関西で活躍中なのだが、たぶんだいぶ前から1時間枠のラジオのパーソナリティ仕事もやっている。
著作権とは何か、を半分皮肉ネタにしたようなCDでもあるので、公共の電波に乗せて大丈夫かいなと思うものの、プロデューサーとそこは会話するからと言ってたので、落ち着くところになったのでしょう。
まあそれにしても、自分が手がけたものがラジオ波で流れるとは考えたこともなかったので、面白いよねぇ。
私は自分のCD含めて音楽活動をマネタイズのために積極的に動くつもりもないし、その気もさらさらないし、そもそもそれに力を注ぎ出した瞬間に創作物は何かに媚びるようになり迎合するようになると考えるので論外なのだが、紹介いただけることは素直に嬉しい。
とある有名な芸術家兼大学の先生の授業で、「学内に捨ててあるものを拾ってきて、それをいかにも考え抜いた芸術作品であるとしてプレゼンしなさい」というのがあったらしい。で、芸術とはそんなもんだと。
何かの作品があったとして、そのモノと、それを説明するコンテキストみたいなものが評論家(画廊やプロデューサーということもある)が評して、その言葉を読んで聞いて「これはたいそうなものだ。価値あるものだ」と大衆が信じて、結果そこに金銭的価値が発生していくのがたいていの流れだ。
ラジオで流れました~!
そう言えば、先般アルバムを出したジャズマンが自身のアルバムの紹介の際にそれを言っていた。
ラジオも雑誌も、何らかのメディアに載るということは、それ自体が評価されたことにも繋がり…、ってことだ。
まあそういうことだが、世はネット時代なのでそこでソースを勝手に観て聴いて自分のみで判断しろ、ってのが出来るような環境になっているので、評価されようとするより勝手にしろ、と創作するのがよいように思うわけであります。
(勝手な創作例)