リーマンジャズドラマーのブログ

サラリーマン兼ジャズドラマーの思うところ

常に煮詰まっているような気がする

ジャズライブをやってもyoutubeにヘンなものをアップしようと作っても、創作活動中は自分の内面からモチベーションが湧き出ているが、作り終えた瞬間過去のものとなり、煮詰まったような状態になる。

ライブの場合は刺激的なメンバーとユニークな楽曲を演奏するときに創造的になり得るが、たいていは過去のジャズ演奏のトレースをしているような感じで、創造的なことはあまりない。

 

ジャズの場合、相手に応じて演奏をその瞬間に変化対応させていくのでクリエイティブと思われているが、ほとんどの場合は過去のジャイアンツがやったフレーズや気持ちよいミュージシャン同士の応対をトレース表現しているようなことが多く、本質的には創造的ではない。

過去のストックフレーズでの即時対応力を競っているような感じか。。。

 

もちろん、個々人のリズムのタイミングや共演者同士の間合いの妙による心地よさは音楽的には素晴らしいものが出ることもあり、これはこれで追及するべき領域でもあるのだが。

 

 

近所に岡本太郎美術館がある。近所と言ってもチャリで2つ山を越えねばならないのでしんどいが、行こうと思えばすぐ行ける距離だ。

煮詰まった感があると、たまに行く。

 

企画展で岡本太郎作品にプロジェクションマッピングなどが開催中だ。

岡本太郎は芸術はすべて無条件で無償であるべきだ、とパブリックアートの意義を唱えていた。

 

その思想だと…、と、ふと思い会場内外の立て看板を見てみると写真OK、SNSアップOKと記載してある。

さすが本人の意志を汲んであるわけだ。

 

「樹人」という有名な作品にプロジェクションマッピングをしていた。この造形物は形が複雑だが、3方からのマッピングは見事で作品を違うかたちで再構築するような演出になっていた。新たな価値を加えてある。すごく面白い。

ただ、音楽が美術館のものはシンセとサンプリングでどうしても似たような浮遊する感じにカツンと衝撃音が入るパターンに陥りがちで、そこに作品への血肉躍るような躍動感は薄いと思えてしまった。

 

ならば、というわけではないが、フリーのドラムを重ねてしまえと映像を作ってみた。

 

 

展示会場では3Dの立体がすごくわかるが、録画すると平面に見えてしまい、さらに暗い黒のバックに重ねていくと、昭和のアート映像みたいになってしまったorz。

創ったのでアップしたが、創る途中からまた煮詰まりだす私でR。。。