リーマンジャズドラマーのブログ

サラリーマン兼ジャズドラマーの思うところ

修行中にお世話になった人

私は社会人になってからジャズを始めたので、最初の2、3年はそれこそ修行みたいな感じだった。

 

今と違って大阪のアマチュアのセッションも、「お前はヘタクソすぎるから今日はもう入るな!」というのが普通だったし、「来週からアンタは来んでいい」と言われるのはしょっちゅうだった。

 

そんな中、「あいつとは演りたくない」と言ってた先輩銀行員ギタリストは丁寧にいろいろ教えてくれて、親切にアドバイスしてくれて、うまい演奏した場合は鼓舞してくれて、まあ感謝に絶えないのだ。

 

彼が転勤したり、私が転職したりで20年ほど音信不通だったが、また再開することになった。

 

私からすると、当時ギャーギャー言いながらも丁寧に教えてくれた先輩なので「ジャズの基本を教えてもらって」とあんなこと、こんなこと、と思い出が多いのだが、彼は「えーそんなことあったっけ? 俺はそんなたいしたこと言ってないよ」と記憶の違いが鮮明だ。

向こうは日常で、私は必死の時なのでそんなもんだろうw

 

今となっては、私の方が散々ライブをこなしている状態だ。

 

先週、彼が田舎に引っ込むということで送別セッションとやらに行ってきた。

ジャズ以外も手掛ける彼の元にポップスからいろんな音楽趣味の社会人が多く集まった。相変わらず周りに人が集まる素敵な方だ。

 

楽しくセッションして、餞別ではないが、作ったCDを渡して私は帰った。

 

「すごい良い! 芸術として成り立ち、他人にはまねできない」

 

と、ありがたいメールが来た。

昔さんざんセッション演奏した人は、よき理解者でもある。