リーマンジャズドラマーのブログ

サラリーマン兼ジャズドラマーの思うところ

ジャズクラブでのライブ中にハッピーバースデイ

前に横浜の高級高層ホテルラウンジでジャズ仕事をしていた際、3ステージの毎回ハッピーバースデイをちょろっと入れてくれというのが店側からのオーダーだった。

たまにお客さんで誕生日の人が来店されてケーキを頼むということで、わかっても意識しすぎずにサラッと演奏してくれとの指示だった。

誕生日なのか還暦祝いなのかもわからないから、まあそういうことだ。

 

しょっちゅう出ているジャズバードは一見さんも多いが、店についているお客さんもけっこういる。

 

ミュージシャンのファンも来るので、常連さんの女性やファンが多いミュージシャンが誕生日に近いときにライブ中に軽くハッピーバースディをやることがある。

アットホームになりすぎず、でも暖かい雰囲気で誰もが敷居低く来店いただくことをモットーにしているジャズクラブなので、ハッピーバースデイも一見さんにも嫌味にならない程度で演奏する。

 

昨年のことだが、2人ぐらいの女性客が誕生日で「お客さんの中に誕生日の方がいます」と軽くハッピーバースデイを演奏し、誰が用意したのかケーキもちょろっと出てきて、ライブの2セット目にそういう演出があった。

 

その日はトランペッターのファンが集っていた。

トランペッターの誕生月は逆にミュージシャン側が祝福される(さすがに自分でハッピーバースデイは歌わないがピアニストがちょろっとフレーズを入れたりする)流れになる。さすがにフロントは目立つ。

ボーカルやトランペット、サックスなどは「イェ~ィお誕生日」となるが、こういうことはベーシストとドラマーには基本的に起こらない。

 

その昨年は2人の女性客の誕生日で場がホットになり、何かと誕生日話題がオフステージでミュージシャンとお客さんでされていた。

そして3ステージ目が終わり、楽器を片付けているとき、誰かが「そういやブッチー(←私)の誕生日はいつなの?」と聞いてきた。

 

「こう言っちゃなんですが、まさに本日でした~」

 

「ええっ?何で言わないの~」

 

恥ずかしいし、別に祝ってもらう趣味もないし、、、

ベーシストやドラマーはそういう人種だとも思います。

 

というのがちょうど1年前の話。

今日はライブ仕事なくてそういうことに巻き込まれずによかったのだ(笑)。