服が買えない、財布が買えない、靴が買えない
そうなのだ。基本、着たきり雀なのである。
財布が相当くたびれて、皮の部分が艶がなくなり、なんだがベタベタしてきた。
さすがに買おうかと思い普段まあ寄らない百貨店というかデパートを少しうろうろしてきた。
いらっしゃいませー
逃げる。
店員がニコニコして、そっと近づいてくる気配が…
逃げる。
銀座だったが夜遅い時間帯で空いてたせいもあり、あれこれウォッチする環境にはなく、いいなと思うものも少し見つけるもそそくさと出て来た。
かっこいい財布は24000円。今のが10000円ぐらいだったが、せっかく毎日持つのであれば思いきって奮発するか?
でもでも待てよ…
24000円だと、もう少し足すとシンバル買えるかもしれない。
一度ぐらい使ってみてもいいかもしれないエフェクトシンバル類なんかもいいかも。
服とか財布とか、少し値段張るものをセレクトしようとすると、なぜか比較対象にシンバルが頭の中に出てくるのだ。シンバルはいいのを逃すともうその個体とは出会わないので、とにかく買うことを考えるが、服とか財布だとそうはならない。
別に今の服でもおかしいわけではないので、まあいっか…。
こうやってyoutube動画の数年前と同じ服を着て恥ずかしげもなく新作動画を作ってしまったりする。シンバルはおニューも使ってるけどね!
誰かが「その財布いいやん!」と背中を押してくれないと、シンバル比較に負けてずっと買えない人なのかもしれない。ダメだこりゃ…。