ミュージシャン、モテるの怖い事案シリーズ
たまにミュージシャン同士で会話してて、お前はかっこいいしモテてええなぁ、みたいな会話になることがある。ただ、続きはいつも同じで、モテない人がモテるミュージシャンの苦悩話を聞くことになるのだ。
ECMミュージシャン(日本人です)と会話してたとき、彼は怖そうに見られてモテないし話かけられもしないが、日本でツアーしていたときのクラリネット奏者(日本人です)は背が高く貴公子と呼ばれるくらいフェイスもよく、まあかっこよくどこの地方へ行ってもファンがいると話題になった。
私もそのクラリネット奏者は知っているが、まあそうだろうね、という感じ。
でもファンの度を超すと付きまとわれる恐れがあるらしい。
大阪のアマチュアドラマーが「今、あの人につかれている」と、とある少し年配の女性客に戦々恐々としていた。どのライブにも花と手作りケーキとかをもってくる、みたいな。「どうしよう、どうしよう」って演奏どころでなくなっている。。。
知り合いのかっこいいトランペッターは、昔ファンになった女性が俺の名前の刺青を彫っちゃって参ったと。そりゃ参るでしょう。。。
女性ミュージシャンは男性客につかれるケースは、まあよくある。ジャズミュージシャンでもそうだからアイドルなんてホントたいへんだろうと思う。
少し前の話だが、たまにいっしょにやっているプロの女性ジャズベーシストが男性につきまとわれた。「イェイ!」と掛け声多く応援してくれているように見えて、ベーシストに「ファンなの?」と聞けば「それが…」と。
どのライブにも顔を出すようになり、その男性は女性ジャズミュージシャンを次々と相手を変更して「結婚してください」とストレートに本気で言う人でついに私に来ちゃった、みたいな。旦那さんいる女性ジャズミュージシャンにも構わず同じ行動をとっていると。おっと、かなり危ない。
さすがにそれはキツい話だよねと心配してたら、無事に離れたと。
どうして離れた?
結婚をきっぱり断った!
そりゃそうだ。でもよかったねぇ、と。
有名になりたい欲みたいなのが人間にはあって音楽スターになることを憧れる人も多いだろうけど、そういう人間関係を見聞きすると音楽は純粋にやっていたいと思う。
まあ、でも若いときはモテたい動機がなかったかといえば、ウソになるが。
昼の仕事仲間が夜のライブに女性社員らと来て「かっこいいなぁ。お前モテるやろうなぁ」と言いながらドラム片付け中に「先帰るわ」と女性陣を連れて帰ってしまう。何度あったことか。
まあ、そういうことなのですw