古巣のジャズの店に帰省してきました
大阪梅田近く、西天満にある「いんたーぷれい8」は8月8日が記念日。
おかん、ことハチママがこの日が誕生日なのだ。
昭和8年8月8日生まれという、末広がりまくりの女性。女性って感じしないけど。
私はジャズに興味を持ち出した頃に、ジャズの本も読んで勉強しなければと山下洋輔さんの「ぴあにすとを笑え」を買ったのが縁だ。真面目な本と思って買った大学生時代。
後にも先にも電車で読んで、人目をはばからずに吹き出して笑ってしまったのはこの本以外にはない。
そして、この店に行きつくことになったのは自然の流れで、これもまた縁だろう。
昼の仕事の関係で東京へ出るまでは、ジャズはこの店以外はほとんと行ってなくて、大阪にいるときはここしか知らなかった。この店がジャズでは普通と思ってたら大間違いで、世界でもここにしかない貴重な場所だったのだ。
そんなこんなで、8のおかんと息子であるマスターとの付き合いが始まり、今年は8/6に山下洋輔コンサート&ハチママバースデイお祝いというイベントがあった。
どうしようかと思ったが、レポートをアップしておきました。
こういうのを40年以上前からずっとやってて、私も25年ぐらい前から毎年演奏参加している。正確に言うと、もうちょい前から8には行ってるが、演奏に参加する資格がなかったので悔しい想いをしながら観るしかなかったジャズ初心者時代があったということだ。
東京で昨年は年間100回近くジャズライブをやったが、こういう場は皆無だ。いわゆる世間一般で言う演奏技術とは違う世界がここにある。そして、その違う世界で身に付けたものはどこでもどんな演奏でも誰とでの演奏でも通用するような気がするのだ。
この動画にある世界は、めちゃくちゃなようで実は一定の理解と、ここに芯から没頭する心がないとハマらないのだ。音楽にならないというか、フリーを上っ面で真似ッ子しても、真剣に演奏経験積んだミュージシャンから見ると、それはバレバレで音楽として成立しない。
ちゃんとリズムを刻んでストレートなジャズがいくら上手くても、フリーの美しさとかっこよさとパワーと笑いが好きという感覚をもったことがなければ、演奏はハマらないのだ。
では、その面白さとは何であるか?
これを見事に的確に表現したものがある。
この絵本↓を読めば、すべてが理解できますよ。