クリエイターは外的要因では豊かにならない
先日ジャズクラブでのライブに昼の仕事の仲間がドヤドヤとやってきた。
そういう店でしかも生ジャズは初めてという管理職も若手のスポンサー(飲み代出す係)としてやってきた。
彼は3桁万円の腕時計をしているのを知っていたので、1セット聴いてくれた後に「あ、これはまた素晴らしい時計だこと」と例によって茶化した。
すると「こういうのにまったく興味ないでしょ」と言ってきた。
「図星、そうだね」
さすが散々人を観察してきたベテラン営業職。
音楽などクリエイティブ系の活動をしていると、何かを生み出すことには血湧き肉躍るというか、知的興奮もあって没頭できるのだが、高級腕時計や高級スポーツカーみたいな自分の外的要因からは何も満たされないことに気づく。
楽器はいいものを触るとクリエイティブの原動力となるので、道具として欲しいものはあるが。
生み出すところは興奮するが、生み出した瞬間それは過去のものとなり、そこに対する興味は一瞬にして低下するのも面白いところだ。
こういう感覚の人はたくさんいるでしょうね。