ジャズミュージシャンのギャラ事情
ピンキリです。
そう言うと身も蓋もないが、半分本当で半分冗談でよく言われる話が1960年代から一晩G千。
ジャズミュージシャンは古いノリで言葉をひっくり返したり、数字を音楽用語から拝借した隠語のようなもので会話する。未だに(笑)。
G千とは5千円のこと。
ドレミのドはCなので、これが1となる。2はD。
45歳はF十G歳と言う。普通に「えふじゅうげーさい」と。
Cは「ツェー」と発音して1万5千円は「つぇーまんげーせん」と言う。
ひっくり返すのは、ラーメンは「めんらー」。タクシーは「しーたく」。
森田さんはタモリなのだ。早稲田ジャズ研ですからね。
ギャラの話に戻ると1960年当時は大卒初任給が2万円ないの時代なので、一晩で稼ぐのは今のレートで、、、まあそんな感じで蔵が建ったとか家がすぐ建ったとか。演奏下手な学生でもダンスホールやキャバレーで演奏仕事が頻繁にあり、これがめちゃめちゃいいアルバイトでサラリーマンより多々稼いでいたという話をよく聞く。
2017年現在のG千は、まあ晩飯と駐車場代で消えるわけです。