リーマンジャズドラマーのブログ

サラリーマン兼ジャズドラマーの思うところ

ジャズって常に問題解決トレーニングしているようなもの?

サラリーマンやっていると、日々問題解決に明け暮れてるといってもよい。
売上を上げるためにはどうする、ミスをどうカバーするか、PDCA回すために何をすべきか。
同じトラブルを防ぐために根本原因と恒久的対策はどうして、お客様にはどういう報告書を出すべきか。
こうしたことを判断し、決断し、対応する、ということを常にやっているといっても過言ではないだろう。
ジャズは、とくにセッション的演奏の場合、演奏中に様々なことが起こる。どういうテンポで誰がスタートするのか、イントロからテーマの入り方はどうするか。私はドラマーなので、ドラムからきっかけを出すのか、ベースの入り方とうまく合うか、などなど。
そして、お互いの考えが異なると読みが異なり、演奏中に失敗することが発生する。ソロとっている人がコードを思いっきり外してしまったり、リズム隊と半拍ズレたり(ひっくり返り)。終わり方を皆で探りながら合ったり見事に外したりは日常だ。
キースジャレットスタンダーズトリオのCD「At the Blue Note: The Complete Recordings」では終わり方が見事に合わず、1度終わったのに終わりのちょっと手前からキースが弾き出して終わりだけ合わせるという演奏が収録されている。


こういう世界最高プレイヤーもご多分にもれず問題発生するわけだw
 

これをその場でどうカバーして音楽として聴けるように訂正するかを判断し、決断し、実行を1曲の間に数十実施する。
まさにこれは問題解決訓練をその場で何度もやっているようなものなのです。
ジャズは予定調和でメンバーで誰が何をどうするかを読み切るぐらい練習して、突飛もないことを誰もやらないと約束すれば演奏中に問題解決するようなことはないのだろうが、冒険がないジャズは圧倒的に面白みにかける。これはジャズではない、とも言える。
ビジネスの現場での問題解決は多くの選択肢があり臨機応変に対応することが求められる。
ミニマムにその問題の答えを探しても恒久的対策とはならない。俯瞰してどう対処するかが問われる。
ジャズでの問題解決も曲全体の視点で、どう対応するかに自ずと注意することになる。
ということは、ジャズの対応が上手くなればサラリーマンの問題解決も上手くなるかもしれません。案外頭の中でやっていることは似たようなことなのかもしれませんぞ。

 

以上、詭弁でございました。。。( ^^) _旦~~