リーマンジャズドラマーのブログ

サラリーマン兼ジャズドラマーの思うところ

危険ブツ? ブラシ

出張に行く時、夜は地元のジャズクラブへ乱入してやろうとスティックとブラシをもっていくことが多い。さて、飛行機。
スティックは見慣れた形だけど、ほぼジャズでしか使われなくなったブラシは手荷物検査で必ずひっかかる。
バンに入れてそのまま通しでもすれば、X線検査機の向こうで緊張が走るのがわかるんだよね。まず検査員が隣の検査員を呼ぶ。そして「主任…」とかなんとかの声が聞こえ、私の検査列は処理が停まる。

心持ちひきつった笑顔で「お客様、バックを開けていただいてもよろしいでしょうか」というお決まりの展開。
「これでしょ」とブラシを取り出し、スティックと一緒に見せて説明するのだけど、これがなかなか「あー、それね」とはならない。一度は楽器ということがわからんということで実演までした。
911テロ後はさすがにマズいので、スティックとブラシを透明ケースに入れてカバンから出し、「これは楽器です!」と高らかに宣言することにしている。すると係員が「これ、楽器で~す」とX線を凝視している係員に言い、だいたいはすんなり通る。

海外出張にもっていったときは行きは日本人だから同じノリで通るも帰りは心配だった。ディスィーズインスツルメンツ、とか言って見せると卒なく「OK」と何事もなく通過。検査職員がブラシをわかっていたのか、やる気なく面倒に仕事をしていたのかはわからない。
こないだは「お客様、これとんがってないですよね?」と質問され、「全然とんがってないですよ」と答えておいた。私は先っぽが収納式のブラシを使ってるんだけど、ブラシのほうき部分をにゅるっと出したりすれば没収されただろうなぁ。けっこう高いんですよね、ブラシって。