リーマンジャズドラマーのブログ

サラリーマン兼ジャズドラマーの思うところ

ジャズ

4ビートに飽きてくる

先日ライブをやっていると香港の男性ボーカルアマチュアミュージシャンが遊びに来た。 たまに日本に来てセッションに参加しているらしく、アジアっぽくも太くメロウな素晴らしい美声の持ち主で数曲飛び入りで歌ってもらった。 日本語も上手でバンドメンバー…

下手/上手い、と、音楽の良し/悪しは必ずしもリンクしない

台風がゆっくり近づき、夜から明日の朝にかけて東京都心も暴風雨になると。 昼に店のオーナー兼ママ兼ピアニスト兼ウエイトレスにメールして、「今日は営業しますか?」と聞いた。 バンマスと相談するとあり、しばらくして営業は少しするけど演奏はなしにす…

作っては煮詰まる創作活動

ジャズは行き詰まっているのか、いやいやヒップホップを消化したグラスパーのようなミュージシャン達の新たな動きが新しい息吹を吹き込んでいるではないか、などなどいろいろな見方はあるでしょう。 確かにいわゆる4ビートはもはや行き場所がなくなるぐらい…

シットインだらけのライブ

シットイン、この言葉はオーディエンス側からすると観たいミュージシャンでない人が飛び入りすることの意味。 私も知り合いミュージシャンのライブで何度もシットイン経験はある。 ミュージシャンやライブによっては、これを認めない場合も多々あるが、ジャ…

練習スタジオでお手軽録音

近所に音楽練習スタジオが出来たのは十年ぐらい前だろうか。 駅からも微妙に遠く、県道沿いとはいえ経営大丈夫なんだろうか、と思ったもんだ。 音楽スタジオが9部屋、ダンス練習の巨大部屋が2つ。 行くと子供たちがたくさんいるときもあり、ダンス教室をや…

批評家のジャズ本も面白い

評論家というのはどういう価値を世に与えるのだろうか。 昔はそういうことを思ったり、マイルスが「評論家というものは何もしていないのに等しい」とか言ったり、問われると深く考えたことないとわからないだろう。 これをテーマにした映画が「レミーのおい…

伝統芸能としてのジャズ

ジャズは新しいアプローチも面白いが、過去の心地よいサウンドもトレースしたくなる。 アドリブというソロがミュージシャンの敷居を上げて高度な技術が必要に思えるが、たいていのジャズの場合、演奏しているのは過去のジャズジャイアンツの雰囲気のトレース…

エフェクトシンバルをジャズライブで使ってみる

先日買ったエフェクトシンバルを伝統的なジャズサウンドのバンドのジャズクラブライブで使ってみた。 基本的にあまり合わないだろうな、と思いながらも、プロミュージシャン達とのライブにいきなり適用してみた(笑)。 ジャズの伝統的な気持ちよいサウンド…

イントラパーソナル・ダイバーシティ

とあるWがつく大学のビジネススクールの先生の話を聞く機会があった。 企業は前からイノベーションイノベーションと、いかにイノベーションをやるかが経営から声高に発せられるが、日本企業の多くは新しいものが出ない輪廻に入っているのはご存知のとおり。…

YouTubeにおける著作権利者発見AIの進化

YouTubeは怒涛の勢いで各種音楽がこの瞬間も大量にアップされている。 著作権の権利者をどう守るかという課題はニコ動のように二次創作を認める仕組みを作り、会員に説明するようなものもがるが、YouTubeは世界各国でどこの国のどの曲をどういうかっこうでア…

ネフェルティティ

ジャズの名曲、ネフェルティティ。 超有名曲だが、ジャズライブで演奏したこともないし、しているのを聴いたこともない。 メロディしかない実験作品のような曲だからだ。 また、メロディしかない曲にトニーウィリアムスが付けるドラムがクリエイティブなので…

安物買いの銭失い

エフェクトシンバルを買った。 正月セールで中古品しかも安価だったので、遊んでみようと。。。 試してみた。 味がなかった… まあ店で試奏した際にどこ叩いてもほとんど変わらぬサウンドにわかっていたことではあったが。 とりあえずエフェクトハイハットと…

ネット時代前後における楽器演奏技量習得の圧倒的変化

最近の音楽や新しいの見つけるの、どうしてる?「YouTube!」学生に聞くとこの答えが返ってくる。そのうちネットフリックスやアマゾンミュージックのレコメンドも増えてくるだろう。ジャズ親父、アマチュアジャズ親父ミュージシャンに聞くと…「ディスクユニ…

まさかラジオで取り上げられるとは…

昨年、インディーズでCDを作った。 ひょんなことから20年ぶりに再開した大阪時代遊んでいたピアニストがもってたラジオコーナーで取り上げてくれた。 こんな機会が生まれるとは思わなかったが、面白いものです。 ということで、エアチェック(←死語)と…

何の資格ももってないのですが

昼の仕事では、日々中途社員の採用面接も実施している。IT関連でもあるので、応募者の履歴書には華やかな資格経歴が多く載る。・応用情報技術者・ネットワークスペシャリスト・情報セキュリティマネジメント・オラクルマスター・システム監査などなど。私は…

エフェクト系シンバルを買ってみた

最近の新しい系ジャズというか、ドラムはシンバルメーカーもたくさんあるしドラムセットも多くの選択肢があるし、パーカッションと合わせたような使い方も多く見られるし、ここ10年ぐらいでようやくトラディショナルなものが変化してきたようなところがある…

自作CDがオンエア?

すっかり忘れていた。 35年ぐらい前に、アマチュアジャムセッションでいつも遊んでいた当時学生の上手いピアニストと昨年9月に久々に会ったとき、自分がもっているラジオ番組でこのCDかけるよ、と言ってたのだ。 彼はプロのピアニストとして関西で活躍中…

コンサートスタッフをやってみて

ということで、何がということか意味はないが、ドイツから帰国した今度メジャージャズレーベルからリーダーアルバム出すドラマーが日本でのコンサートのためにドラムを貸してくれということで、二つ返事で手伝ってきた。 ボサノバ有名日本人ギタリストとピア…

ジャズマンとテクノロジー

ジャズマンは楽器テクノロジーにはほとんどの人が疎い。 テクノロジーに全て疎いアナログ人間というわけではなく、譜面テクノロジーにはジャズマンはかなり強い。数々のスタンダードを分厚い譜面をメンバー分用意いなくてよいスマホやタブレットの譜面アプリ…

苦手なお正月

なんか、大晦日から正月にかけての切り替わりの雰囲気が好きになれない。 紅白がわーっと終わった後の番組「ゆく年くる年」の静寂から「ゴーン」のギャップは大好きなのだが、年末のお笑い番組、正月のお笑い番組、箱根駅伝とまあ毎年こうも変化ない年の切り…

よいお年を!

12月は27日が最終のライブだった。 今年は横浜高層階ホテルラウンジの仕事がクビになり、三軒茶屋高層階区民ラウンジのノーギャラライブが場所管理者変更にともない廃止になり、多少ライブのペースが落ちて、ある意味ホッとした年でもあった。 昼の仕事…

クリスマスソング

この時期になると多くのジャズクラブではバンドがライブ中にクリスマス関連ソングを演奏する。 なんでやねん… ソロの途中に、ミミミーミミミーミソドーレミーとこっそりと、でもわかるように入れる輩も多い。 確かにメルトーメのクリスマスソングとかはメロ…

ドラム屋さん

高井戸というか久我山というか、井の頭線富士見ヶ丘駅からちょっと歩いたところにゲートウェイというドラムショップがある。 (この黄色ヘッドの赤胴ベードラオブジェがなんとも言えない雰囲気を醸し出している) 数年前からたまにシンバル買ったりしてたが…

ドラム練習で新鮮な感覚が…

昔はルーディメンツとかドラムの基礎練習をやっていたこともあるが、ある程度叩けるようになるとどうしてもやらなくなってしまう。 先日、マークジュリアナのライブを観に行った際に、少し会話したくてあえて彼の日本語版が出たばかりの教則本を買って持って…

楽器選定

楽器の選定は難しい。 ドラムの場合、とくにジャズだとアコースティックなマイクに乗せない音を求めるので、粒立ちや倍音がどのぐらいかをドラムショップで近いものと比較させてもらいながらじっくり選ぶ。でも外れることもある。 先ほど、息子がやってるト…

職業人としてのミュージシャン

バブル期に解散した日本の有名ビッグバンドのメンバーとここ数年ライブをやっている。 解散時若手トロンボーン奏者だった方で、Fukadaさんと言って素晴らしい音色を出す。 当時の演奏はyoutubeで観れるが、タイトなリズムであらためて素晴らしいビッグバンド…

久々にジャズライブで気分転換

昼の仕事して、夜ジャズライブやっていると睡眠不足とジャズも慣れてしまっているので、モチベーションを上げるのに苦慮する場合がある。 それでよいわけはなく、演奏へのモチベーションはいろんな観点で気合を入れるのだが、久々に気分転換みたいな要素が濃…

常に煮詰まっているような気がする

ジャズライブをやってもyoutubeにヘンなものをアップしようと作っても、創作活動中は自分の内面からモチベーションが湧き出ているが、作り終えた瞬間過去のものとなり、煮詰まったような状態になる。 ライブの場合は刺激的なメンバーとユニークな楽曲を演奏…

16年ぶりに行ったセッション

17年前、大阪から東京出張が毎週あった時期があり、セッション武者修行してたことがある。 どうやって探したか記憶にないが、阿佐ヶ谷のマンハッタンに毎週のように行ってた。 当時は木曜日に20時からと25時のダブルヘッダーでセッションがあり、深夜のホス…

ジャズの理論

「森山威男スイングの革新」、立ち読みするも半分読んだところで、やはり買うことにした。 めちゃめちゃ面白かった! この初代山下洋輔トリオはリアルタイムで聴いた世代ではないのだが、学生時代にCDで聴いたりはした。 何より、ジャズを初めて足を踏み入…